世界金融危機前の国内のコンピューター販売は好調に推移していたが、昨年の最終四半期の販売は前年比10%減、販売台数では11%減の270万台に減少した。
今年のコンピューター販売は昨年の販売1,210万台から1,190万台の販売減少に転じると予想されているが、部品の大半を輸入に頼っているために為替の変動に大きく影響される。
Solectron、CCE、EnvisionやDigitronなどのコンピューター(PC)メーカーが集中するマナウスフリーゾーンの情報機器関連企業では昨年の最終四半期に3,300人が人員削減されている。
2004年から2007年のPC販売は年平均81.2%で増加したが、この間に販売価格は47%減少、PC販売の大半はクレジット販売であったために、クレジットの流動性縮小と不渡り増加に伴って与信審査の厳格化は販売減に大きく影響している。
昨年11月のPC販売は前月比11.9%減少、前年同月比では29.7%と大幅な減少、ラップトップ販売は全体の1/3まで上昇してきているが、 AmazonPCでは昨年12月に1万3,000台の販売を予定していたが、実際には予想の25%を売上げたに過ぎない。(2009年1月26日付けヴァロール紙)