今年のデスクトップやノートブックなどのブラジル国内のコンピューター販売は、タブレット端末やスマートフォンの売上上昇に伴って減少してきており、前年比25%減少すると予想されている。
今年上半期のデスクトップやノートブックなどのコンピューター販売は、前年同期比28%減少、ブラジル地理統計院(IBGE)の統計によると一般家庭の46%はすでにコンピューターを所有している。
デル社のコンピューター販売は世界のマーケットシェアの14%を占めているが、ブラジル国内の今年第1四半期のコンピューター販売の市場占有率は、12.2%と中国資本レノボ社の13.5%を下回っている。
1984年設立のデル社は一時、世界最大のパソコンメーカーとして君臨していたが、消費者の嗜好がタブレット端末やスマートフォンなどに移ったことでパソコンメーカー各社は苦戦しており、同社のマイケル・デル社長は、マネージメントバイアウト(MBO)を通して株式を非公開化することで経営再建を急いでいる。(2014年7月14日付けエスタード紙)