吉田眞人 総務省情報流通行政局長との意見交換会は、2019年8月26日午後5時から6時30分まで電機・情報通信部会員など21人が参加して開催、初めに吉田眞人 総務省情報流通行政局長は、「総務省に於けるICT分野の中南米の取組」について、ICT海外展開の今後の方向性では現状の課題、方向性として、①官・民・支援組織の役割分担によるトータルパッケージでの提案、②海外での展開を前提とした取組,③国内関係府省の連携の推進、④現地に於ける日本企業(ICT)と海外企業(サービス)のマッチング支援、⑤AI/IoTプラットフォームの構築、⑥スマートシティの海外展開、⑦世界で拡大する需要の戦略的な取り組み、⑧「信頼性」を我が国の強みに、⑨スタートアップ・ベンチャー企業育成や展開支援。地域別のICT海外展開の概観として成長市場を狙った売り込み、日・中南米「連結性強化」構想では、日・中南米関係の現状では、“3つのJuntos”に基づく二国間関係拡大や対地域外交のフロンティア、SDGsの実現による連結強化への貢献などについて説明した。
参加各企業からの発表として、NECラテンアメリカの髙田正純社長、日立国際リネアールの市川昌男社長、日立南米社の三好康敦社長、古河電工ラタンの坂口正嗣氏、EVERIS(NTTデータ)の矢澤吉史氏、NTTドコモ・ブラジルの吉澤俊明社長、NTTブラジルの水守信介社長、UBIKブラジルの井上博司氏はそれぞれ自社の設立、従業員数、事業内容、ブラジルに於けるビジネス障害などについて説明、また意見交換会では中国企業のファイナンスや市場進出戦略、高付加価値テクノロジーやサービスによる差別化、高い輸入関税や課税率、官民一体での連邦政府への陳情の必要性など多岐に亘って意見交換された。
参加者
吉田眞人 情報流通行政局長
梶原亮 情報流通行政局放送技術課課長補佐
<日本企業>
NECラテンアメリカ:髙田正純社長
田辺靖・NECブラジル社長
NTTブラジル:水守信介社長,木村弘志氏
NTTドコモ・ブラジル:吉澤俊明社長,土井雅江氏
EVERIS(NTTデータ):矢澤吉史氏,井本クラウジオ氏
日立国際リネアール:市川昌男社長,宮下敦氏
日立南米社:三好康敦社長,清水マルコス氏
古河電工ラタン:土井弘之副社長,坂口正嗣氏
UBIKブラジル:井上博司氏
在伯大使館 藤原参事官
在聖総領事館 上田領事
商工会議所 平田事務局長
商工会議所 大角編集担当
吉田眞人 情報流通行政局長
Fotos: Rubens Ito / CCIJB