運輸サービス部会(森田透部会長)は、2014年7月25日午後4時30分から6時まで14人が参加して、8月21日に開催される業種別部会長シンポの発表資料作成で意見交換した。
2014年上期の回顧ではサントス港における新港湾ターミナルの稼働、ワールドカップ開催に対するゼネストによる物流アクセスへの影響、通関スピードの改善、貿易では輸出入とも減少、自動車の国内需要の不振、鉄鋼輸入の継続、ワールドカップ開催による営業日数の減少、航空運賃の値上がり、傭船料の高止まり、IT業界の技術者不足などが話題に挙がった。
また2014年下期の展望では、連邦政府の物流整備計画に期待、港湾民営化による港湾サービスの安定、競争原理の更なる導入、10月の大統領選挙の行方、消費マインドの低下、製造業部門の不振、アウトソーシングサービス需要に期待、IT業界の再編加速の予想、IT技術者の人件費の高騰、電力料金の値上げの可能性などが挙げられた。
昨年実施したサントス港湾見学会などの研修旅行の実施やITセミナーの開催などを検討、また最後に天谷浩之アドバイザーはブラジル日本商工会議所機能強化委員会活動の設立、概要、官民連携による取組、活動スケジュール、投資環境にかかわる問題解 決・規制緩和に向けた課税ワーキンググループ(WG)並びに通関WG、労働WG、産業競争力WG、インフラWGの設立、組織構成、委員募集スケジュールなどについて説明した。
参加者は森田部会長(山九)、川手副部会長(NYL Line)、細谷副部会長(日通)、谷口氏(栄進)、廉岡氏(MOL)、矢澤氏(NTT)、堤氏(ツニブラ)、長合氏(NTT DATA)、 大渕氏(ドコモ)、金子氏(K-Line)、平田事務局長、天谷アドバイザー、吉田調査員、大角編集担当
左から細谷副部会長(日通)/森田部会長(山九)/川手副部会長(NYL Line)
Fotos: Rubens Ito / CCIJB